UBS、規制強化嫌い投資銀行部門を海外に分離移転する計画=報道
[26日 ロイター] 米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙は26日、スイスの金融大手UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が投資銀行部門を分離し、別法人としてスイス国外に移転することを計画している、と伝えた。
同社の投資銀行部門は金融危機時に多額の損失を出し、スイス国立銀行(中央銀行)に救済されている。
WSJによると、UBSはロンドン、ニューヨーク、シンガポールのいずれかで同部門を別法人として独立させることを検討している。同部門はこれらのいずれかの拠点で自己資本を持ち、現地の規制当局の監督を受けることになるという。
UBSのコメントは得られていない。
同社は先月、スイスの厳しい資本ルールについて、国際的な規制の内容が明確になるまで適用を1年遅らせるよう要請していた。
UBSのビリガー会長は年次株主総会で、同社は国外移転の可能性をちらつかせて脅しているわけではなく、スイスに本拠を置く利点を認識しているとしながらも、規制強化のリスクを重視したい、との考えを示した。
スイス政府は4月に、規制強化が経済全体に与える利益は銀行が強いられるコストを上回るとして、UBSとクレディ・スイス(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)(CS.N: 株価, 企業情報, レポート)に対し、バーゼルIIIが定める資本要件よりも厳格な資本水準を義務付けていた。


